夜中にカリカリ、カリカリ、天井裏から聞こえて来たことは無いでしょうか?
足音がそんなに大きくないなら、それはハツカネズミかもしれません。
日本には家屋に侵入し住処にするネズミは三種類います。
その中で、一番小さい種類がハツカネズミです。大きさは大人の親指くらいで、主な被害は天井裏のでの騒音被害。そして、室内に侵入して食べ物を食べる被害。糞の被害です。
ハツカネズミの糞は小さく、黒くて細い大きさです。
ハツカネズミは、生後二十日で繁殖できるようになると、思われていますが、流石にそのような速さではなく、繁殖できるようになるには、やはり二ヶ月くらいかかります。それでも他の種類のネズミに比べると、繁殖までの期間は短いです。
妊娠期間が、およそ17日から20日です。そして、一度に産む子供の数は平均6匹ですから、まさにねずみ算式に増えていきます。
寿命は約一年から一年半で、年間に子供を産む回数は6回から10回と、人間では考えられないほど多いです。
さて、このようにジャンジャン増えてしまうハツカネズミを放置して置くわけには行きません。
ハツカネズミはとても小さい種類ですから、家屋への侵入経路をすべて塞ぐのはとても大変ですから、粘着シートを併用するととても効果的です。
ハツカネズミは警戒心があまり強くなく、その行動からは、むしろ好奇心が強いように考えられています。
ですから、粘着シートや毒エサも全く警戒すること無く、空振りに終わることなく、効果をシッカリと発揮します。
粘着シートには、ハツカネズミの場合は複数引っかかることが多いです。それは、捕まったネズミがチューチュー泣くのですが、その声に仲間が集まってきて捕まっているのでは、と考えられます。ですから、ハツカネズミ駆除では粘着シートはとても効果的な必須アイテムです。
もし室内に侵入している場合は、床下や壁、天井につながる穴が、室内に必ずあるはずですから、その穴を塞がなければなりません。
排水口の穴、キッチンの裏側の隙間、分電盤の配線を通す穴の周りなどが、ネズミの侵入経路になることが多いです。
それ以外の壁や床の隙間など考えられるところはすべて塞ぎ、粘着シートを仕掛けましょう。
誤って踏みつけないように、筒状に折れるようになっていますから、場所によって形状を工夫してみましょう。
基本的に粘着シートは壁際に仕掛けることをおすすめします。
なぜなら、ネズミは壁際を移動する習性があります。理由は視力が弱いからだと考えられています。私達人間も、真っ暗な場所を歩くとき、壁に手を当てて歩きますよね?そのように、ネズミも体を壁に当てながら移動すると考えられています。
侵入経路を発見したら、金属製のネットやパネルで塞ぎましょう。パテなども場所によっては有効です。
それでも、解決しない場合は、無理せず専門の業者に駆除の依頼をしましょう。